だから僕は、音楽を始めた

なんでしたっけ、ヨルシカか。僕は音楽を辞めた。

聴いたことなかったので書きながら聴いてるけど、ええやん(cv.島田紳助)

 

今回のテーマは単純明快、僕と音楽の関係というか、そんなとこをつづろうかなと。

 

そうだなー、うむむ。。

今はパート?で言うと鍵盤を弾いてるんですけど、実は高校の時半年くらいギターを弾いてたり弾かなかったりしてました。Fコード練習してスピッツのチェリー弾けるようになってよっしゃ他の弾くか!ってなったけどTAB譜見てうわ数字多い!!!!わからん!!!!!ってなって辞めました。だから僕はギターをry

あと歌、歌うことは昔から好きだったかもしれない。昔からカラオケは好きだったし音楽の授業も好きだった。下手、というか音痴ではなかったと思うのだけどまあずっと張り上げボイスというか。聞くにはしんどうそうに聞こえるし歌うには苦しすぎる。でもお風呂場に携帯持ち込んで軽く歌いながら湯舟につかってたら親に注意されたりとか、登下校の時イヤホンつけて自転車こぎながら歌ってみたりとか。ここらへんはみんなありそう。

ボーカルっていいなーってのはずっとありました。多分高校の文化祭で友達がライブしてたの見た時から。あるいは小学6年くらいの時に兄の高校の文化祭でデジモンのButter-flyを知らない誰かが演奏しているのを見た時から微かに。でも基本部活と勉強と少しのネット社会しか知らなかったし、そもそも軽音部なんて田舎の進学校()にはないし楽器してた友達も高校大学だとまじで片手で数え切れるし、無いとは言い切れないけどきっかけが少なかったですね。大学も初手アメフト部選んで腰爆発して辞めるとかいうスタートだったのでサッカー以外のサークルはほとんどしなかったしそのサッカーもたまーに行くくらいだったし。

それでも歌うことは好きでした。今も好きです。初ヒトカラは多分高2くらいかな?よくカラオケ行くメンツに声かけても誰も捕まらなかったら一人で行くみたいな感じでした多分。そっから大学入っても頻度こそバラバラ、週に2回行くときもあれば2週間ぶりに行ったりとか。

でもそもそも力んで張り上げる歌い方だから2時間も入れば声ガッスガスになってたとかざらにありました。しかも選曲もなぜか高い曲を好んで歌うのでさらにブースト。そこで僕は色々調べて腹式呼吸!これや!となりめちゃくちゃ息を吸ってお腹に力いれれば完璧や!!!となりました。

その時築き上げたものがこちら。余計体に力を入れるクセが今もめちゃくちゃ残ってます。これは予想外。最近ようやっと自然と声を出せるようになったりならなかったりくらいまでにはなって来ました。ずっとそんな調子だったのでいかに声を出せば楽に、あまり疲れずに歌えるかっていうのを頻度こそ少ないけどヒトカラ行くたびにやっててこの始末なので、歌は上達しない声の出し方もなんか変、みたいな。ボイトレ一回でいいから行ってみたいんだよね。

とまあ歌に関してはこんな感じ。でも去年はボーカルデビューをアニミティーで果たしました!!念願の夢が一つ叶ったね。とはいえ引くくらい走ってたし納得いかないところもめちゃくちゃあったので今年は少しずつ人前でも歌おうかな、と思ってたり。見かけたら優しく見守ってあげてください。

 

次はアーティスト。とは言ってもこれはそんなに中身ないかも。

貴方の好きなアーティストは誰ですか?と聞かれるともうめちゃくちゃ困ります。聞かないでください。。。とはいえその時はMr.Childrenですって答えるんですけどね。初めてお店に借りに行ったアルバムは"SUPERMARKET FANTASY"だったし。とはいえアルバムしか基本聞いてきてないし昔のやつはベストのしか知らんし最近のアルバムも2つ聞いてないとかいう始末。。。この機に一回たくさん向き合ってみようかな

昔よく聞いてたのはRAD、BUMP、Aqua Timez、王道のそこらへんかな?あとは流行っててみんな知ってるヤツとかよく見てたアニメの主題歌とか。あとベボベ

一度ハマるとそのアーティストばっかり聞いてしまうのです。最近は全曲シャッフルが多い気がする(でも気分じゃない曲来たらめちゃくちゃ飛ばす)けど、基本アーティスト指定してそっからシャッフル、ってパターンばっかりだったと思います。元々好奇心は旺盛だと思うけど自分から発見したいな、とかっていうのはあんまりなくて。アニメとかも基本誰かに勧められたものを見るってのが多いし。フェスとか行ってみたい。無条件で向こうから情報がやってくるから。絶対楽しい。でもきっとあの時のあの曲アツかったーーー!!!!で終わりそう、帰って曲やアーティスト探して聞き直しとかもしなさそう。でも帰りの車であの曲って何なん?って聞いたら友達が流してくれたりしたらめちゃくちゃいいかも。

 

そんな風に自分の世界を自分から広げるのは苦手だけど勝手に広がる方法があります。友達がカラオケで歌ってたりとかドライブでよく同じ曲を流したりとか。勧められても最初で何か来るものを感じなければ他聴いてみよーってなかなかならないのですよね。でんぱ組も地元に帰省した時に友達がめちゃくちゃ車で流して大阪戻ってきてからYouTubeでたくさん動画漁るって感じだったし。

その感じで出会ったのが、パスピエ。僕のソウルフレンドともいえる人とカラオケに行った時に聞いたとおりゃんせがなんかとても印象に残って。帰って他の曲聴いてみたけどいいな!ってはなったけど何曲も聴いてみたわけではなかった。その時はその人が歌ったとおりゃんせがとてもよかったのかもしれないです。

そしてその子にパスピエのライブ来てみない?と誘われます。

僕にとって運命が変わり始めたパスピエの5周年アニバーサリーライブ。

ハッキリ言って、圧倒されました。スタンディングの二階席ってのもまたよかったかもしれない。まずライブなんてでんぱ組しか行ったことなかったしまあいわゆるバンドのライブっての行ったことがなかったんですよ。もちろん楽器に対する知識もなんにもなかったし、ベースって凄いし大事なんだな...と思ったのは露崎さんがきっかけです。

個人的MVPは開花前線。MCありきだとは思うけどああ、これがパスピエの始まりの曲なのか、と思って聞いていたらすごく来るものがあって知らんうちに手をぎゅっと握ったのを鮮明に覚えてます。途中のバラードゾーンで眠くなったりもしました。個人的に指定席で眠くなるライブは神だと思います。心地よすぎてね。でもまだ聴いていたい!!と抗いながらも音の海に溺れていく感覚はとても好きです。

そして今一緒にスタジオに入って遊んでくれるメンバーも見に行っていて、その時から一緒に演奏してるらしいことを聞いていて、ふと

「空港みたいな名前の人かっけぇ!!!俺もキーボード初めてみっか!!」

と思いました。そこからは早かったです。ベースとキーボードの人と色々調べてみて、ヤフオクでJUNO-Diを落札。ナリハネさんが昔JUNO-Stageを使っていたしどうせなら憧れた人と似た機材を、って感じで。

確か、教則本に楽譜が載っていたキラーチューン、次にパスピエのフィーバー、そして三曲目に最終電車を選ぶという無知故の選曲。当然音楽習ったことなんてないしシューベルトの魔王は三連符使ってるんや!wwマイファーデルマイファーデルwwくらいの知識しかないので五線譜は読めません。「とらわれしゾウ」「お味噌汁レバー」この二つがずっと僕の合言葉でした(ゾウはト音記号、レバーはヘ音記号の線上の音名)。それを基にテレビや動画を見ながら楽譜に音を書いていき、そしてそれを見ながら一つずつ鍵盤と照らし合わせて、みたいな。マジのパワープレイで練習してました。

途中までは出来なかったことが少しずつ出来ていったりでモチベもあったのですが、学校やらプライベートやら家族関係やらでマジでしんどかったり知らないうちに自分で自分を追い込んだり色んな人に迷惑をかけてそれで自分を苦しめて。そりゃもちろん趣味に回すエネルギーなんて残らなくて。まだ始めてそんなにたってないしロクに弾ける曲なんて全然ない、今辞めても特に悔いなんて残らんし感じもしないだろう、鍵盤弾く前の音楽が少し好きな自分に戻るだけだ、と思ったことが何回かありました。

でも、iPhoneで曲を聴いたりするときに、きっと前まではボーカルしか追っていなかったのが自然とピアノを、オルガンを、ストリングスを、ドラムのリズムやベースライン、ギターのバッキングを拙いながらも追いかけている自分がいて。きっと辞めてしまうにはもったいないと思ってしまうくらいにはいつの間にか音楽と向き合ってる自分がいることに気付いてしまいました。

そしてなんやかんやで、先日行われたパスピエセッションに参加してきました。とても演奏レベルが高くて、でも温かくて楽しい空間で。そこでSSと、ずっと練習していた(というかまともに弾ける曲がそれしかなかった)最終電車を弾いてきました。SSに関しては練習不足すぎて落とし込みが足りなさすぎたり舞い上がって頭が半分真っ白になったり進行ぶっ飛んだりで散々でした。指も笑えるくらい震えていたみたいだし演奏終わったら喉カラッカラで。

そしてセトリ上ではトリの最終電車。イントロからサンダーバードかな?くらいの走りっぷり。これにはウサインボルトも敗北を認めざるを得ないでしょう。思う所に指が運べない、コーラスはぶれっぶれ、ソロもミスタッチや走ってるのにさらに走ってたりとか。でもなんとか、なんとか弾き切りました。

するとすっげぇ温かい拍手が聴こえて。感想言ってくれたは口をそろえて感動した!!!と言ってくれて。めちゃくちゃ照れ臭かったけど内心死ぬほど嬉しかったです。

というのも、このブログでは何回か書いてると思うけど、僕の夢というか人生の目標みたいなものに「人を感動させたり幸せにしたり笑顔を与えたり、自分のことや自分との思い出なんかが少しでもその人の頭のすみっこに暮らして、その人の人生をちょっと豊かにしたり彩りを加えたりすることのできる人間になりたい、そうありたい、そういうことがしたい」っていうのを掲げていて。鍵盤を始めた理由にも実はこれが5割くらいは含まれてます。自分の思いや気持ちを何かを通して表現してみたい、それがきっと自分の目標への手助けをしてくれるのではないか、と思ったからです。僕自身も音楽やアニメや漫画からたくさんもらったかけがえのないものがあるので。

最近はその目標のことを考える余裕がなかったけど、あれ、もしかして演奏でそれがちょっと出来たんじゃない?と思いました。機材も昔ナリハネさんが使っていたのを買ってたのでそれを持って行ったり(持ち運び総重量20kgオーバーだと思う)、やっぱり練習してた時は色んな事を意識してたりして。もちろん今までの鍵盤の経歴とか少しずつ成長していってるストーリー性がかなり後押しして感動が生まれたのだろうけど、それでいい。今は素直に褒められたことを受け入れます。本当にありがとう。

 

じゃあ今どんな気持ち?と聞かれると、まあ僕がブログを書く時ってそのことで頭がいっぱいの時だから、つまりそういうことさ。自分でもびっくりするくらいまだ気持ちが高揚してます。鍵盤はもちろん、音楽に対して凄く恋している。始めた時期とか期間とか関係あるけど、関係ない。いつだってその時の情熱が最速で最高のタイミングだと思っているので。

以上、僕と音楽についてでした。余裕で過去一の文字数になってしまった、読んでくれた方はお疲れ様です。ではまた、ne。